フットケアに力を入れる理由
こんにちは!訪問看護ステーションななほしです。
私たちは、日々の訪問看護の中で、フットケアの重要性を強く感じ、このケアに特に力を入れています。
見過ごされがちな「足」に、大きな病気の兆候が
「足は第二の心臓」という言葉があるように、足の健康は全身の健康状態と密接に関係しています。
特に高齢者や、リンパ浮腫を抱える患者様にとって、足のケアは単なる美容や清潔の問題ではありません。
特に高齢者や、リンパ浮腫を抱える患者様にとって、足のケアは単なる美容や清潔の問題ではありません。
- 高齢者の皆様: ご自身で足の爪を切ったり、足を洗ったりすることが難しくなる方が増えています。そのため、巻き爪や分厚くなった爪、ひび割れ、タコ・魚の目などのトラブルを放置しがちです。こうした小さなトラブルが、転倒の原因になったり、そこから感染症を引き起こしたりするリスクにつながります。
- リンパ浮腫の患者様: むくみが進行することで皮膚が硬くなったり、傷ができやすくなったりします。小さな傷でも感染症を引き起こしやすく、蜂窩織炎(ほうかしきえん)などの重篤な状態につながることもあります。
フットケアは、生活の質を守るための重要な予防医療
私たちは、足のトラブルを「未然に防ぐ」ことが、皆様の生活の質(QOL)を守る上で最も重要だと考えています。
- 早期発見・早期対応: 専門的な知識を持った看護師が定期的にフットケアを行うことで、足の小さな変化や異常を早期に発見できます。
- 専門的なケアの提供: 適切な方法で爪のケアや皮膚の保湿を行うことで、トラブルの悪化を防ぎます。
- 歩行の安定: 足の痛みが軽減されると、安定して歩けるようになり、転倒予防にもつながります。
- 心理的なサポート: 足をきれいに保つことは、気分を明るくし、外出する意欲にもつながります。
フットケアは、患者様との大切なコミュニケーションの時間でもあります。
足を触れさせていただくことで、安心感をお届けし、患者様の心と体の変化に寄り添うことができます。
フットケアを通じて、患者様の「歩く」楽しみ、そして「自分らしい生活」を支え続けることをお約束します。
足のことでお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。


