私たちについて

訪問看護ステーション『ななほし』とは

“訪問看護ステーションななほし”は、メディカルアーチホールディングス株式会社により運営されております。メディカルアーチホールディングス株式会社は、医療(medical)とコミュニティ(community),社会(society)など、医療と何かの架け橋となれるような会社にしたいという想いから名付けられており、訪問看護ステーションななほしには、「医療と地域を繋ぐ架け橋となる事を使命する」、そんな願いが込められております。医療が優先され何かを諦めてしまう。社会から取り残されているなと感じてしまう。支える人も支えられる人も寂しい想いを感じてしまう。そんな心の空白をなくし、日々のささやかな喜びを共に感じながら療養できることを願っています。どのような状況になっても、「諦めることなく、願いが叶うよう」希望を支える看護を提供いたします。

訪問看護ステーション『ななほし』の誕生

代表の吉岡は産婦人科の腫瘍専門医の資格をもっており、⻑きにわたり婦人科がんの患者さんの治療を行ってきました。教授の治療方針の中で大学病院では珍しくがん患者さんのお看取りを行ってきました。大学病院は設備も整い、スタッフも多いため患者さん個人のオーダーメイドな治療を行うことができます。これは大学病院でのお看取りや緩和ケアでもオーダーメイドな治療を行うことができ、痛みのコントロールやむくみの治療など最先端の技術を用いた治療を行うことができました。一方、患者さんの希望を叶えるようなオーダーメイドなケアはできず、患者さん家族の希望や患者=家族間のケアは十分に行うことができませんでした。現在のコロナ感染の状況下では患者さんの状態を家族は知りうることもできず、患者さんの最後の時を共有することもできませんでした。その後大学病院を離れ、開業医として産婦人科の医療を提供していましたが、大学病院の婦人科がんの患者さんに「私の看取りや緩和ケアをしてほしい」と希望され、訪問診療を始めました。医師一人で365日オンコールを行うため、最大でも10人までしか看れない環境で様々な方々のお看取りや緩和ケアに関わりました。理想の環境やオーダーメイドな治療を提供するために様々な努力をしてきました。医師のみでは緩和ケアやお看取りをすることはできず、様々な看護ステーションと関わりをもって医療を提供してきました。多くの訪問看護ステーションの看護師さんはがん診療における優しいケアを提供することに優れている方が多いです。 しかしながら医療の知識をしっかり磨いている方は少なく、がんの疼痛コントロールや薬の知識、全身状態の管理をしっかりできるチームは非常に少ないのが現状でした。その中でしっかりとした医療知識を持ち患者さんへの優しいケアを行いながら医療も提供してくれる看護師さんと出会いました。そんな看護師を中心に始めたのが訪問看護ステーションななほしです。
患者さんの状態によりそい、優しいケアを行いながら、医療を提供するために日頃の鍛錬や勉強を欠かさず行っております。時にはより良い状況を作り出すために厳しいことを言うこともありますが、患者さんや家族のより良い状況を作り出すためです。日々進化し、より良い患者ケアや医療を提供することをお約束します。

訪問看護ステーションななほしの看護

  1. 緩和ケア:在宅緩和ケアを受けることで、日常生活が安楽に安定した状態で過ごすことが可能となります。特にがん末期などの特殊な状況下におけるケアを得意としています。
  2. 認知症ケア:認知症の方もできるだけご自宅で過ごすことができるよう、介護される側、する側の両方にご支援いたします。
  3. 小児看護:母子共にのりこえられるよう、療養、育児、公的機関の連携を行っていきます。
  4. リンパ浮腫ケア:抗がん剤性浮腫、廃用性浮腫、終末期浮腫のケアを行います。リンパ浮腫ケアの資格を持った看護師が担当いたします。
  5. フットケア:胼胝や陥入爪、肥厚爪が原因で歩行が困難とならない丁寧なフットケアを提供します。

病気を抱えながらの生活は、たくさんの問題や苦痛に直面します。
身体だけではなく、心のケアも同時に行い、ご本人とその家族の生活・生命の維持・向上を図っていきます。

ななほしの看護の特徴

高度な在宅緩和ケア

婦人科疾患を得意としています。在宅緩和医療では珍しい婦人科専門医のもと指導を受けたスタッフが対応致します。
婦人科緩和ケアー以外の疾患でも、地域クリニックと連携し、高度医療ケアーを必要とする緩和ケアを実践することが可能です。

ご利用者様だけでなく、ご家族の方にも寄り添う訪問看護

最期まで自宅で過ごすということは、心の支えが必要となります。ご家族がいらっしゃる方、独り身の方、人生はさまざまではありますが、不安を素直に口にでき、どんな事であっても確認しながら、もの事がすすむようなかかわりを大切にしています。残されたお子様のグリーフケアーにも取り組んでおります。